山中温泉の温泉街よりずっと山の奥の方で、白鷺木工は三世代に渡り伝統工芸品の山中漆器を中心に丸物木地をつくっています。丸物木地とは原始的な「電動ろくろ」と「木工旋盤」を匠に使い仕上げていく挽物(ひきもの）で、円形の木の器、椀、盆、丸膳など丸い形の日用食具を指します。原木の加工から携わる職人は希ですが、白鷺木工では数少ない原木仕入・加工を担っており、天然木から作られている山中漆器の原材料の5割をシェアしています。また、国産木のみを使用した原木の木取りから、仕上げ挽きまでをトータルで手がけ、ひとつひとつに気持ちを込めてつくることを大切にしながらも、同時に斉一性量産化にも重点をおいています。世界にも誇れる、高い技術と貴重な知識で「丸物木地の挽物」を継承し続けたいと考え、丸物木地をつくり続けます。

けやき は漆を塗っても木目がハッキリ表れます。

さくら は漆を塗ると木目が目だなくなります。

しらさぎ椀 M 漆茶

「縦木」とよばれる木取り方法で製材することで、美しい木目を表します。この木目をキレイに見せるため「拭き漆」という、塗っては拭く作業を繰り返し木に漆をしみこませていく製法で漆塗りしています。マットな質感の漆を使いスタイリッシュに仕上げました。国産の欅・桜の木を使い、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。あたたかみのある、ぽってりしたデザインの汁椀です。

製造元：白鷺木工
素材：国産天然木　欅・桜
塗り：漆
サイズ：11×7.3（約280ml）

注意事項：
・たわしやクレンザー等、研磨作用のあるものは傷、剥離の原因となりますので、お避けください。
・つけ置き洗いは控え、洗った後はすぐに水分をふき取ってください。
・直射日光は避けて保管してください。
・食器洗浄機・食器乾燥機・オーブン・電子レンジ 全て不可。

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