131 きんつば

まっすぐに角の立った直線、レースのような薄い衣、2つに割れば艷やかな粒あん。昭和9年創業のこちらの代名詞でもある「きんつば」は、凛とした美しい姿をしています。北海道の契約農家で大切に育てられた大納言小豆は大粒で糖分が多いもの。寒暖差の大きい山間部で天日干しされた寒天は粘りが強く、保水性に優れているのが特徴。これを熟練の職人が温度や湿度にまで気を配り炊き上げ、薄く衣を塗って一つずつ丁寧に仕上げます。また、五郎島金時や能登栗など、地元素材も菓子作りにふんだんに使用。伝統を守り、今を未来につなげる。その全てのこだわりがこの美しさを作り上げています。