324 甘えび昆布〆と甘えびの塩辛セット

能登半島の最奥・珠洲市。その東端にあたる蛸島町は古くから漁業で栄えた場所です。この町で200年以上続く秋祭りで地域を練り歩くキリコは、豪華な彫刻が施された総漆のもの。そう聞けば、この地域の繁栄ぶりがうかがえるでしょう。近くの海は透明度が高く、多くの命を育んでいて、新鮮な甘エビを使った一品は名物となっています。ひとつは北海道産の真昆布のおぼろを使った昆布締め。昆布の旨味が甘エビの甘さを一層引き立たせているのが特徴。もうひとつは甘エビの塩辛。口の中でとろける甘みが際立ちます。長年この地で田舎の魚屋として営業を続ける「さかなや甚五朗」自慢の味です。