奥能登でとれた素材×医薬品事業会社の品質。 『NAIA』のスキンケアで奥能登のこれからを考えてみませんか。(後編)
石川県珠洲市を拠点に、能登でとれた材料を使用したスキンケア商品を作る『NAIA』。
前編では、ブランドが生まれた背景や、地元の酒蔵から提供を受けた酒粕を使ったスキンケア商品についてお話を伺いました。
後編では、能登ヒバを使用したルームスプレーなどライフスタイル商品への広がりや、『NAIA』が目指す循環型の地域経済について、引き続き『株式会社NAIA 』法人営業グループの藤原 弓さんにお聞きします。
(前編はこちら)
能登ヒバの香りを暮らしに。地域との連携から生まれたルームスプレー

――『NAIA』では、スキンケアだけでなくライフスタイル商品も展開しているんですね。
「はい。その一つが、能登ヒバを使用した「能登ヒバアロマティックルームスプレー」です。
能登ヒバを使ったさまざまな製品を作られている『奥能登元気プロジェクト』という事業者さんとのこ゚縁で誕生した商品になりますね。
能登ヒバのチップからアロマオイルを抽出する際に、副産物として能登ヒバの香りの蒸留水が生まれるそうで」
――それをルームスプレーとして商品化されたんですね
「そうなんです。能登ヒバはヒノキを思わせる爽やかな香りが特徴で、ボトムノートとして使用しています。
そこにトップノートとミドルノートも加えて、7種類の精油をブレンドして仕上げました」
ーーどんな香りなのでしょうか?
「やはり一番強く感じるのは木の香りですね。どことなく和の香りにも感じられます。
とてもリラックスできる香りですので、空間だけでなく寝る前に寝具にふりかけていただくのもおすすめですよ」
地域で循環する経済を

――ところで、御社では米作りにも取り組まれているとお聞きしたのですが…
「そうなんです。稲作は能登において最も重要な産業なのですが、担い手不足が深刻な問題となっていて。課題解決を目指して、2023年に始めた取り組みです」
ーー農業の担い手不足の話は能登に限らずよく耳にする問題ですよね。
「はい。私たちはこの問題をお米の付加価値を高めることで解決していきたいと考え、有機農業の産地形成を目指す協議会を珠洲市や地元の農家さんと一緒に立ち上げました。
私たちが毎年作っているのは、農薬や化学肥料を使わないお米なんですよ」
――能登で収穫される有機栽培のお米!それはぜひ食べてみたい。
「お米は食用として販売するほか、一部は地元の櫻田酒造さんに醸していただいて日本酒にしたり…。その過程で生まれるコメヌカや酒粕が、NAIAの原料にも活かされているんですよ」
――それはすごい。余すところなく使われているんですね。
「地域の農業も、循環のサイクルに乗せていきたいんです。
お米がお酒になって、酒粕が取れて、それを当社が使用する、という循環が地域に根付くことを目指しています。
さらに、お米のほかにもいくつかの植物を試験的に栽培していまして…」
――それは、商品の原料として使用することを想定して…ということでしょうか?
「そうです。現時点で商品化に至ったのは“ラフマ”という中国原産の植物で、 試しに植えてみるとこれが珠洲の気候にぴったりマッチしてよく育ったんですよ。
ほかにも気候に合う植物が見つかれば、いずれ材料として活用できるかもしれませんね」
――新たな“循環”が次々と生まれてきそうですね。楽しみです。


なにより“いい商品”を作ることが大切
――今後について教えてください。
「まず、多くの皆様がわたしたちの企業理念に共感してくださることを大変ありがたく思っています。
ただ、スキンケア用品は“共感”だけでは選択しにくいものです。
これが食べ物だと『気軽に試してみようかな』という気になる方も多いと思いますが…」
――確かに。スキンケア用品はそのハードルが高いかもしれません。
「はい。ですから、まずはしっかりと作りこんだいい商品を世に出し、それによって評価されることが大切です。
今後の課題としては、医薬の会社が作る品質の高い商品であるということをより多くの人に知っていただきたい、というところですね」
――なるほど。
「能登でとれた材料をわたしたちがいい商品に作り変えてしっかり売っていくことで、生産者の皆さんにも利益が還元される。そんな循環が重要です。
“能登のもの”という材料への理念、そしていい商品を作ること。 そのふたつを軸に、これからも珠洲での活動を広げていきたいと思っています」
――ありがとうございました。
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