明治・大正・昭和・平成・令和へ。世代を超えて愛され続けるおいしさへのこだわり
金沢で120年近く愛され続ける洋菓子店「ふらん・どーる」。
地元・石川県産の自然素材を中心に、厳選した新鮮な素材を使用し、ひとつひとつ丁寧に作っているお菓子には、長年培われたおいしさへのこだわりと、お客様の幸せを願う大切な想いが込められています。
今回は、お土産にも自分へのご褒美にもぴったりな、2つの極上スイーツの魅力に迫ります。
JALファーストクラス機内食にも採用された特別な『マドレーヌ』

石川県は、加賀藩が工芸や茶道を奨励した歴史から、現代も菓子消費量が全国屈指のお茶処です。
そんな地元民の舌をうならせる「加賀棒茶のマドレーヌ」。
最大のこだわりは、金沢の老舗「上林金沢茶舗」の一番摘み加賀棒茶を使用している点です。この棒茶を石臼で丁寧に挽いて、しっとりとした生地に練り込みました。
しっとりとした心地よい口当たりとともに、生地の中には棒茶の味わいと相性抜群な国産の大粒黒豆が3粒、甘露煮にしたものを贅沢なアクセントとして入れています。
3年程の試行錯誤を経て開発され、その品質からJALファーストクラスの機内食にも採用された実績を持つこのマドレーヌは、加賀藩の豊かな文化と職人のこだわりが詰まった特別な一品です。
そのままでも、温めても楽しめる『スイートポテト』

もう一つの看板商品が、石川県産のさつまいも「五郎島金時」と、風味と香り豊かな「紅はるか」の2種類を贅沢にブレンドした、こだわりのスイートポテトです。
このお菓子の魅力は、2種類のお芋をブレンドすることで生まれる、「風味と甘みのバランス」にあります。
特製ペーストをパイ生地にのせて、香ばしく焼き上げています。
市販のものよりもっと濃くて香ばしい味を目指し、味を決めるまでに3年くらいかかったそうな。 職人の丁寧な技が詰まった一品です。
そのままでも十分美味しいですが、食べる前にオーブントースター(1000Wで約2分が目安)で少し温めていただくのがおすすめ。
温めることで、さらに豊かな香ばしさを楽しむことができます。
自分が作りたいものから「お客様に寄り添う味」へ。4代目の挫折が変えた店の未来
これら多くの人を虜にするお菓子の背景には、4代目・金岩重典氏の大きな挫折がありました。
高校を卒業してから、神戸の洋菓子店で3年間修業。その後、大阪に本社のあるケーキ屋さんへ行き、あわせて6年ほど修業をされました。
修業を終えてから会社に入るまでは、約3ヶ月ヨーロッパでバックパッカーをして、お菓子や乳製品、市場で売っているものなどいろいろなものを食べたそうです。
その経験を経て、「こんな古臭いお菓子を売ってどうするんだ」「もっといい材料を使ったらもっとおいしいものができるのに」と、自身のこだわりを優先して商品をどんどん変えてしまい、お客様を離れさせてしまった過去。
この失敗から、金岩氏はお客様に寄り添う大切さを深く学び、現在の「お菓子づくりはしあわせづくり」 という理念を確立しました。
時代の変化に合わせ、今も気づかれない範囲でレシピの改良を続けているそうです。
伝統を進化させる挑戦は今も続いています。
大切な方への金沢土産にはもちろん、日々の幸せなティータイムに、ぜひお取り寄せしてみてください。


